偏差値40中3が1か月で偏差値を30上げて慶應志木高に合格する話.6
Tくんとの面談の後、
なんとかなりそう?
心配そうだけど、どこか期待を込めた問いかけに、
ああ、そんな感じかぁ・・・
と思ったことを今でも思い出します。
成績通りだよ、偏差値なりの出来。
頭を使えていない感じ。
何か光るもの? それは感じられなかった。
残酷だけれど伝えなくてはいけないことでした。
無理。無理。 何とかなる訳ない。
それが正直な私の心境。
そもそも、Tくんを知っている人たちは、彼は素晴らしいところに進学するのが当然と思っていること。
私がもし、今後彼を指導することになれば、そのことはすぐ知れ渡るということ。
もし失敗しても(当然失敗しかしないと思うし)、決してTくんの成績は口外することは出来ない、すると当然 私が無能ということになるし・・・
どうみても、私もTくんも八方ふさがり。行くも地獄、帰るも地獄。
お断りするしかないな。
当然と言えば当然の結論でした。