偏差値40中3が1か月で偏差値を30上げて慶應志木高に合格する話.11
Tくんを机に座らせると
今からオレと勝負だから。
と言いました。
一番最初に持ち出してきた過去問は開成高です。
お互い 初見であることをアピールするため、Tくんに年度を指定させました。
よし、じゃあとりあえず2番までやったところで答え合わせしよう。
隣に座り、問題を高速で解き終わると、わざと席を立ちます。
えっ? えっ❓
Tくんが慌てています。
10数分後
どうよ、出来た?
いや、出来ていないっす。
そっか、じゃあ始めるわ。
はい。
問題を見てから思ったこと気付いたこと全て 彼に伝えました。私の頭の中身を全部見せる気でした。
・・・。 それ あの短時間の間に全て頭の中で処理してたんですか??? (-.-)
もちろん。
まじか・・・ 俺なんかもっと時間をかけても何にも出来ていないのに・・・
そう、他の生徒を割り振ったため、Tくん一人だけに集中できるようになったことを最大限に生かしました。
勿論 これは諸刃の剣、ガチンコの勝負なのでTくんに負ける可能性もあり、そうなってしまえば大失敗です。前の塾では出来なかったであろうこと そこに活路を見出したのです。
キミはいままで出来る人が本気で解くと、どういう状態になるのか知らなかったんだろ?こんなカンジだよ。
・・・ (絶句)
そうか、そういう感じでやらないといけなかったのか、知らなかった。
そう、最初の作戦は 頭の回転数はもっともっと上げられることを彼に気づいてもらうことでした。