理系の理科選択(2)  難関大の生物入試は難しい

学部入試において 理系科目の中では、生物はかなり文系寄りの学問である印象を持たれている方は多いのではないでしょうか。

国立文系でセンター生物を選択する人も多いですし。

実際、教科書において 計算は呼吸商等 ごくわずか、(勿論、大学では生化学で 微分方程式や対数など いっぱい出てきます) 暗記事項が多く、物理に比べ組し易い・・・ といったところでしょうか。

しかし それは精々 中堅どころの大学までです。

難関大入試では果てしなく難しい問題が出てきます。

それこそ、教科書 問題集に載っているようなものではない、高校履修範囲を著しく逸脱したものであることが多いです。

だれでも時間をかければ網羅できるような事項、理系 難関大受験の子が出来ない訳もない そしてその子達に点数差が生まれるような問題、すなわち 学校の勉強とは別次元の問題の対応が必要に。

別次元・・・ 見たことない実験の考察問題等がそれにあたります。

例えば、数年前の大学院の入試問題を、学部入試に落とし込んだようなものが出てきたりします。

また それら 見たこともない問題の出題分野の得手不得手により生じる差も不確定要素に拍車をかけます。 つまり、入試における一科目分、想定できる点数の見積もりが不正確になる ということ。 

それが難関大の生物入試です。