偏差値40中3が1か月で偏差値を30上げて慶應志木高に合格する話.31
いつの時代も、お母さんと一緒に挨拶にやってくる男の生徒さんは借りてきた猫のよう。
Tくんも、所在なさげにしていました。
話を聞くと、国分寺教室に来る前に新所沢教室であいさつもしてきたようです。
この瞬間が来ると毎年、ああ 今年も終わった と強く実感できます。
Tくんのお母さんからは
先生にやっていただいたことの大きさ・・・ 一生、 先生の方へは足を向けて寝ることが出来ません。
という最大の謝辞をいただきました。
あの時もいいましたが、好きな方 向いて寝てください(笑)
私はTくんに
一つだけ言っておきたいことがある。
と切り出しました。
君は慶應志木高 その後 慶応大学にも進学するんだろう。 でも そのことを決して自慢するな、言わなくてすむのなら学校名も言わない方がいい。
早慶は特に嫉妬や批判の対象になりがちな学校だと思う。
世間の人たちの嫉妬というのはとても恐ろしい。 かわなくて済む嫉妬なら無いに越したことはない。
キミにはいい学校に行く人なりの 嗜みを身につけて欲しいと思っているんだ。
慶應志木高は世間の人たちから見てすごくいい学校。 だからこそ、いま言ったことを心にとめといてくれ。
それに対して、いつもよりおとなしい猫は
はぁい わかりました。
神妙な顔をして答えました。
いまでもそういう学校に進学する生徒にする話です。